日本神経心理学会広報委員会では，これから神経心理学を学ばれようとする方々に，神経心理学をより身近に感じていただくため，神経心理学的症候（神経心理学的な代表的症候）や，先生方がどのようにして神経心理学を探求するようになったのか（私はこうして学んだ）といったコンテンツを作成しました．

神経心理学的な代表的症候

• 失語：言葉がでてこない，人の話がわからない
  松田　　実 先生（清山会医療福祉グループ顧問，いずみの杜診療所）
• 読み書きの障害：字が読めない，書けない
  櫻井　靖久 先生（三井記念病院神経内科）
• 失行：サヨナラなど身振りができない，自分の手なのにうまく動かせない，手は自在に動かせるけど道具は使えない
  中川　賀嗣 先生（北海道医療大学リハビリテーション科学部）
• 失認：何を見ているんだろう・聞いているんだろう・触っているんだろう？
  平山　和美 先生（山形県立保健医療大学作業療法学科）
• 記憶障害：覚えられない，覚えていられない，思い出せない
  數井　裕光 先生（高知大学医学部神経精神科学教室）
• 半側空間無視：左のほうを見てくれません
  石合　純夫 先生（新さっぽろ脳神経外科病院）
• 遂行機能障害：計画をたてて計画通りに行動できない
  船山　道隆 先生（足利赤十字病院神経精神科）

私はこうして学んだ

• 精神科医から
  樫林　哲雄 先生（高知大学医学部神経精神科学教室）
• 作業療法士から
  太田　久晶 先生（札幌医科大学保健医療学部 作業療法学科）
• 言語聴覚士から
  吉村　貴子 先生（京都先端科学大学健康医療学部言語聴覚学科）
• 公認心理師から
  足立　耕平 先生（長崎純心大学人文学部 地域包括支援学科）
• 脳神経内科医から
  内山由美子 先生（九段坂病院内科，脳神経内科）

優秀論文受賞者から

• 第14回　野川　貴史 先生
• 第15回　大石　如香 先生
• 第18回　小林　良太 先生